間違いだらけ?の飼育法
【2oo5.o1.12】※このページはリンクフリーです。
間違いだらけ?の飼育法

飼育法と言っても、著者の経験、聞いたこと読んだことを整理したのを飼育法と題して載せているだけです。
他のページ等で解説している飼育方法と異なる個所が多々ありますので、「こんな飼育法もあるんだなぁ。」程度にとどめてください。
新たな飼育方法などを見つけた場合、その都度、修正、訂正していきます。


−クワガタ編−
ペアリング ■産卵/割り出し ■幼虫飼育 ■蛹飼育 ■その他

◆ ペ ア リ ン グ ◆
成熟期 温度  ペアリング
●成熟期
個体が成熟してないと、お互いに攻撃し合ったり、無性卵になったりし累代飼育では重要なポイントだと思います。
種類、個体差にもよりますが、オオクワガタでは餌を食べ始めてから1ヶ月前後を目安にすれば良いようです。DGG、DAなどの大型な個体は、4〜6ヶ月以上かかるとも言われてる。
■ワンポイント●♀が逃げないのに♂が襲う場合は♂の未成熟が考えられます。

●温度
温度は暑すぎても寒すぎても良くありません。
25〜27℃が適してるようですが、分布(産地)の気候、地理によって変わってきますので分布地域のことを調べたりし、適した温度を設定してあげましょう。
■ワンポイント●標高の高い産地は温度低めが良いようです。

●餌
ペアリング、産卵時は、高蛋白質な餌が良いと言われてます。
♂は、ペアリング前後に体力を消耗するそうなのでペアリング数週間前から与えておくと良いようです。
♀は、産卵数なども変わってくると言われてますが、産卵には相当体力を消耗するのは確かのようですので♂と同じくペアリング前から与えると良いでしょう。
■ワンポイント●高蛋白な餌として、市販の高蛋白ゼリーやバナナがあります。

●ペアリング(交尾)
ペアリング方法としては、自然交尾法、強制交尾(ハンドペアリング)法とあります。

ほとんどのクワガタは交尾を1回おこなえば越冬して翌年に交尾をしなくても産卵することもあるようです。よって♂の選定は慎重に行きたいものです。

自然法
  • ♂♀を飼育ケースに1週間〜2週間程入れ自然に交尾するのを待ちます。
  • 餌台は交尾の足場になるので大き目の物にしましょう。
  • マットは、1〜2cm固く敷きます。(一応、逃げ場となる樹皮などを入れておきましょう。)
  • ♂を先に(1,2時間)入れしばらく監視し、お互い攻撃し合わなければそのまま自然に交尾するのを待ちます。
■ワンポイント●自然交尾法、強制交尾法、共に十分に成熟してないと、お互いに攻撃し合ったりする場合がありますので注意しましょう。

●強制交尾の場合、1回では上手く受精してない場合があるようで、2回確認してからセットするとより確実になるでしょう。


●明るくてもほとんどの種類が交尾するようですが、中には暗くしてあげないとしない種もあるようです。
強制交尾
  • ♂♀を小プラケぐらいのケースやバケツに入れ強制的に交尾させます。
  • 微粒子マットを湿らせ1〜2cmぐらになるように固く押し付け足場を作ります。
    マットの替わりに濡れたティッシュやダンボール(皮を一枚剥ぎ凸凹させた所を湿らせる)でも良いようです。
  • ♂を最初に入れ落ちつてきたら♀を♂の腹の下にV字になるような感じで置きます。
    十分熟した個体ならすぐ交尾を始めます。
  • 交尾の時間ですが、種類にもよるようですが数分間で終わるようです。
  • これでほとんどの種類はしますが気の乗らないクワもいますので、日をあらためるか、大きさや羽化日の違う個体で試してみると良いです。
  • ↓マレーアンテの強制交尾風景(写真提供:シーピー)
※ヒラタ・シェンクなどのオスは攻撃的なので特に注意が必要です。
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◆ 産 卵 / 割 り 出 し ◆
産卵形態1 ■産卵形態2 ■セット ■温度 ■親(♀)の移動 ■割り出し
●産卵形態1
クワガタは大きく分けて、マット産みと材産みの2つに別れます。
環境によっては両方に産み分けるクワもいますので一概に材産み、マット産みと区分するのは難しいと思います。アンテやシェンク、ヒラタなどは材、マット両方で確認されているようです。

■材産み
  • 産卵木を噛り道(産卵巣)を作りその中に卵を産みつける。
  • 孵った幼虫は、親の噛った産卵木の屑や産卵木を食べ、産卵木の中で育つがマットに出てくる幼虫もいる。
  • オオクワガタに多く見られるようです。
    (国産オオクワ、台湾、中国オオクワ、クルビデンスなど)
■マット産み
  • 発酵したマット(オガコ)に産卵巣を作りそこに卵を産みつける。
  • 孵化した幼虫はマットを食べ、育つが産卵木の中に入り込む幼虫もいる。
  • ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタに多く見られるようです。
    (ミヤマクワガタ、メタリフェル、ヒラタ、アンテ、シェンクなど)
■ワンポイント●材は、たまに害虫が入り込んでたりします。電子レンジなどで殺虫しましょう。

●材産み主体のクワは固めの材、マット産み主体のクワは柔らか目の材が良い結果が出ているように思います。

●マット産みの水分は多目ですが余り多すぎるとマットに産んだ卵が腐ってしまう場合がありますので注意しましょう。

●産卵形態2
1回での産卵数は、クワガタの種類、個体差で異なりますが国産オオクワで20〜30ぐらいと言われてます。
これを2〜3回繰り返すようなので、国産オオクワガタの場合1ヶ月前後セットしたら次の産卵セットに移します。(これを2〜3回セットします。)


上記のペアリングでも述べましたが1回交尾を済ませてしまえばセット替えの間の再交尾は行わなくても産卵してくれるようです。
■ワンポイント●♀に負担をかけない為にもセットを移す前に小ケースなどに高蛋白な餌を1週間ほど与えから移すと良いでしょう。

●セット
ペアリングが終わったら、♀だけを取り出し産卵ケースにセットします。

材産み
  • 産卵木の固さは普通で、太さは5〜6cmでも良いみたいですが太いほうが良い結果が出ているようです。
  • 産卵木は5,6時間水に浸し、1日風通しの良い日陰で乾かします。
    この時、材の中にクワ幼虫を食べてしまう害虫が入ってる可能性があるので茹でるか電子レンジで加熱消毒してあげましょう。
  • クワガタの種類にもよりますが、樹皮を剥ぎとったり、ノコギリなどで傷を付けセットすると♀に負担が掛からず良い結果がでるようです。
    ←樹皮をカッターで剥ぎ取ってる風景(モデル:じゃじゃ)
  • 産卵木を埋め込む為のマットですが、1次発酵させた市販の安いマットで良いですが、幼虫飼育に使った餌の残り(マット)を混ぜると糞などの匂いなどが産卵促進になり良いと言います。
    部分(こげ茶色)が産卵促進マット※JajaSp
    ※JajaSp:説明しよう!!JajaSPとは、単なるクワガタ幼虫に使った添加マットの食いカスをミキシングして超微粒子に加工したものだ!!(加工の際には熱殺菌しましょう!!)
■ワンポイント●ペアリングが済んでいるか不安な場合は♂も入れても構わないと思いますが、♀が潜って餌場に出て来なくなったら♂はケースから出してあげましょう。♂が産卵の邪魔をすると♀がオスをかみ殺す場合があります。

●マット産み主体のクワは水分多めが良いようですがあまり多すぎると卵が腐ってしまう場合がありますので程々にしましょう。

●材の固さですがマット産みが主のクワは柔らか目を好むようです。材産みは普通〜やや固め(芯が少しあるていど)が良いようです。
マット産み
  • マット産みであっても材を齧って足場にして産み付けたり、材に直接産み付ける場合がるので産卵木も一緒にセットすると良い結果がでるようです。
  • マットは十分に発酵した微粒子状で、水分はやや多目。
  • マットはやや固めにセットする。


産卵セットの産卵木は材産みも、マット産みも、2本〜3本入れるのが一般的のようです。
色々試してみましょう。


材の置き方ですが縦置きと横置きとあり、この辺も色々試してみましょう。
マット底に産み、幼虫になってから材に入り込むクワガタは横置きにすると良いみたいです。


←セット完了の画像
真上からの画像の為どのくらい材を出してる解りづらいですが3割ほど材を出してます。
私の場合、マット産み主体のクワの場合は1〜2割ぐらい材を出します。(材産みクワより深めに埋めてる)


ピンク色の個所がクワゼリーです。
何時も時間があると産卵木の椎茸菌を生め込んだ穴を加工して餌台などにして楽しんでます(笑

マットから材を出すか出さないかは賛否両論で、材を出すとかなりの確立でカビが生えますが親が噛じりだすとカビは和らぐようです。
著者は、この方法で、材を噛じっていると判断しています。

←♀が齧った材の様子

●温度
温度は、種類によってまちまちですが、25〜27℃を目安にすると良いでしょう。
寒い地方や標高の高い場所に分布するクワは低めが良いようです。

●親(♀)の移動
上記の産卵形態2でも述べましたが種類によっては1回20〜30個の産卵を2〜3回繰り返すクワガタもいます。
産卵を繰り返すクワガタの場合は、産卵毎にセットを替えないと親が幼虫を捕食したり潰したりします。(1度しか産卵しない種も産卵が終わったら取り出してあげましょう。)

この時、卵が産みつけられてるか、幼虫がいるかできるだけ確認しておきましょう。
産卵した気配を感じられなかったり腐った卵があった場合は、交尾が上手く行ってない可能性があります。
■ワンポイント●1シーズン寿命のクワガタは、2〜3回目のセットで死んじゃいますがオオクワガタように2,3シーズンも頑張れる個体は、2回ほどのセット交換で産卵を辞めてあげると母体にも負担が掛からず良いと思います。
♀を長期産卵セットに入れておくと幼虫を食べてしまうことがあります。長期セットしているのに産んでいない様に思える場合は要チェックです。
種類にもよるようですが、著者はタイアンテ、オウゴンオニで偶然にも捕食現場に出くわしました。
最低でも6週間に1回ぐらいは産卵材やマットひっくり返して人工的に産卵を確認したほうが良いと思います。


交換ポイント
  • 材産み:1ヶ月前後を目安。(種類によって異なります。)
  • マット産み:3週間〜4週間または、底に卵もしくは初令幼虫を確認。
  • 上記を確認して、♀が頻繁に餌場に顔を出し始めたら2度目の産卵準備の可能性がありますので注意しましょう。
  • すぐ次の産卵セットに移さずに、1週間ほどバナナなどの高蛋白な餌を与えてから次の産卵ケースに移すと親の体力も回復して良いと思います。

●割り出し
割り出すタイミングですが、クワガタの種類、幼虫の飼育方などによって変わってきます。

材産み、マット産み、ともに初令後期〜2令幼虫ぐらいなら割り出して移しても死亡率も低くベストだと思います。
材の場合は、国産オオクワで♀の産卵1ヶ月+1〜2ヶ月の2〜3ヶ月ぐらいが目安になると思います。
マット産みは、飼育ケースに2令幼虫が確認できれば割り出して良いと思います。

早く菌床に投入したい方は、やはり初令幼虫の割り出しになると思います。
卵を割り出した場合は、プリンカップのような器にマットを敷き卵の2,3倍くらいの穴(産卵巣もどき)を作りそこに入れ、乾燥に注意して保管すると良いでしょう。(卵が固ければかなりの確立で幼虫になってくれると思います。)
■ワンポイント●親の小さい種類のクワガタは卵、幼虫も小さいので卵、初令の場合、見つけづらかったり、死亡率も高いので2令〜3令初期に割り出すの良いと思います。

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◆ 幼 虫 飼 育 ◆
幼虫飼育方法 ■菌床飼育 ■マット飼育 ■材飼育 ■飼育温度 ■♂♀判別
●幼虫飼育方法
幼虫飼育には基本的に下記の3種類があります。
飼育方法 ◆菌床飼育◆ ◆添加マット飼育◆ ◆材飼育◆
マットにきのこ菌を繁殖させた容器で飼育する。 小麦粉、フスマなどの添加材を混入したマットを容器に詰め飼育する。 カワラ材(きのこの生えた材)で飼育する。
長所 ・大型成虫が期待できる。
(国産オオクワ75〜80mm)

・温室などを使えば短期間で成虫になる。
・比較的大型の成虫が期待できる。
(国産オオクワ60〜70mm前後)
・死亡率が低い。
・もっとも自然に近い飼育ができ、形もよく丈夫である。
(国産オオクワ60〜70mm前後)
・死亡率が低い。
短所 ・初令幼虫の死亡、蛹化不全・羽化不全の確率が高い。
温度管理が必要。
(温度が高すぎるとドロドロになる。)
・発酵が完全に終っていないと発酵熱で幼虫が死んでしまう場合がある。
・育成中の幼虫観察が出来ない。(材交換のタイミングが難しい。)
・羽化までの期間が長い。(約2年、長くて3年)
費用 高い
・800ccボトルで400円〜1500円とメーカーや成分によって異なる。
・安く材料が調達できればコストは押さえられるが、除菌、発酵などの手間がかかる。
安い
・ショップ特製発酵マットなどはそこそこするが、オガコと添加剤を買ってききて自作すれば、かなりのコスト節約になる。
普通
・一般の産卵木などを使えばさほど高くつかないが、直径30cmなどのカワラ材になると1本2000円〜5000円と高価になる。
備考
注意点
・熱、湿度に弱くストックする場合は冷蔵庫などに保管しなければならない。(夏場は特に注意する。) ・添加剤、水分が多すぎたりするとマットが腐ってしまう場合がある。(この辺は経験を積もう。) ・クヌギなどの産卵木などによる飼育が一般的で、材が小さい場合、材交換が必要になる。(大きさも少し小さくなる。)

●菌床飼育
細菌瓶の蓋を開け菌膜を取り除き、幼虫が入るぐらいの穴をスプーンなどで開け幼虫を投入します。
この時スプーンなどの用具、手を消毒液で消毒しておくとカビなどの雑菌が入りにくいそうです。


餌交換ですが、6〜7割ほど食べたら交換します。
また、何らかの原因で菌が腐ったりした場合も早急に交換しましょう。
(前蛹になる時期の交換はなるべく避けましょう。)

飼育温度は、お好みですが高温になると腐りやすく、低温ではキノコが生えたりします。
保管としては、暗室の温度が20前後の保管場所が適してると言われているようです。
(菌の種類、各メーカーによって異なりますのでメーカーに直接聞くのが一番でしょう。)

菌床ブロックを購入して自分で詰めるのがコスト的にも一番良い方法でしょう。
クワ若葉ホームページに菌床ショップのリストが載ってますので参考にしましょう。)
■ワンポイント●細菌瓶のメーカー(菌種など)を途中で変えると幼虫が餌を食べなくなり縮んでしまう場合がありますので安定供給できる細菌メーカーを選ぶと良いでしょう。

●菌糸瓶一杯まで詰まってると酸欠などで幼虫が浮上した場合にフィルターを齧ったりしますので潜って菌糸が浮き上がった場合は、フィルターに届かないように少し空間を空けておくと良いです。

●菌カップなどに投入する場合は、ほじるのではなく指などでぎゅっと押して穴をあけてあげると、圧縮された分、菌が周りにくくなり菌糸に巻かれる心配も少なくなる。
菌床ブロックの詰め方
  1. まず、消毒用エタノールで瓶や詰める時に使用する器具、手を除菌します。
    (私は、エタノールは使った事ありませんいつも石鹸で水洗いです^^;)
  2. ブロックの周りに付いてる菌膜(白い皮)を綺麗に削ぎ落とします。
    (袋を開けた時に水分が付着してる事があります。水分は捨てましょう。)
  3. 菌床を押え棒などで軽くほぐします。
    空気を含ませる感じでほぐしましょう。ただ、あまりやりすぎると空気中の雑菌が入る恐れがありますので注意しましょう。
    (私は手で軽くもむ様な感じでほぐしてます。)
  4. このとき、お好みの添加剤があれば添加剤を入れ混ぜます。
    (幼虫育成剤や菌の再生スピードUP剤など色々あります。)
  5. 1/3ほど入れたら押さえ棒で詰めます。これを繰り返します。
    固く詰めすぎると菌のまわりが遅くなります。最悪、全然再生しない場合がありますので注意しましょう。
    オガコの粒子などによって詰め加減も代わってきます。
  6. 詰めたら菌床に棒を差して空気穴を数箇所開け蓋をして瓶詰め完了です。
    あとは、菌が再生(数週間)したら完成です。
※菌の発育が活発になる環境(温度)で作業を行なうと雑菌の入る確立が低くなるようです。

●マット飼育
マットを瓶などの容器に詰め、そこに幼虫を入れ飼育します。
(無添加、小麦粉、フスマ、プロテインなどを加えた添加剤マットなど色々あります。)

餌交換ですが、6〜7割程食べたら交換します。

交換時に交換前のマットを3割ほど混ぜてあげると環境(バクテリア)が良くなりすんなり潜ってくれます。

小麦添加マットの作り方(参考説明)
  1. 衣装ケースなどの大き目の容器にオガコを入れ5〜10%の比率で小麦粉を混ぜます。
  2. 混ぜ終わったオガコに加水します。(握って崩れない程度)
  3. 蓋を閉め30度以上の場所で発酵させます。(温度が35〜40℃ぐらいに上昇する。)
  4. 温度が上がり続けている間(発酵している間)は最低でも1日1回は、かき混ぜます。
    (オガコや添加物の種類、比率にによって発酵期間は変わります。1〜3週間)
  5. 温度が下がり始めてきたら常温の場所に移し3,4日に1回かき混ぜながら発酵臭が無くなるのを待ちます。発酵異臭がきつい場合は蓋などを開けておいても良いでしょう。
  6. 温度が落ち着き、マットの色が濃くなり、匂いもインキや山土のような匂いになったら完成です。
■ワンポイント●マット産みのクワは劣化(発酵)の進んだマットを良く好むようです。

●材、菌床にも言えることだが、前蛹や3令後期に餌を替えると蛹室が上手く作れず蛹不全、羽化不全を起こす場合がある。

●長期保存する場合は、マットを乾燥させると劣化(発酵)速度が遅くなり良いです。
また、ビニールなどの袋などに入れ密封して保存すると酸欠になり腐る場合があるので注意しましょう。
※温度が上昇しない場合は、温度が低い、水分が少ない、添加剤が少ないと言ったことが考えられます。水を足したり、添加剤を足したりしてみてください。

マット飼育は、コストも安く、添加剤、マットの種類など色々選らび自分で簡単に作成できるので、楽しめる飼育法だと思います。

●材飼育
材に幼虫を入れ飼育する。

産卵木などの直径の小さな材だと数回の餌(材)交換が必要になる。
幼虫の状態が見えないので、この時に割り出したら前蛹だったりすることがよくある。


また、種類によって好みの材(質や材の種類)があるようなのである程度の知識(経験)が必要になる。
■ワンポイント●材には、コメツキなのど幼虫を食べてしまう虫が入りこんでる可能性があるので注意しましょう。

●飼育温度
温度は、種類によってまちまちですが、20〜25℃を目安にすると良いでしょう。
アンテなどの寒い地方や標高の高い場所に分布するクワは低めが良いようです。

初令〜3令初期までは、温度高めで一気に大きくさせて3令以降は20℃前後を保ちゆっくり時間をかけて飼育すると大型がでやすいと言われてます。
実際、セレベスメタリフェル♂で20℃飼育と25℃飼育を試してみましたが20℃飼育では25℃飼育より数ヶ月羽化が遅れ成虫になりました。25℃飼育では早く羽化しましたが個体は20℃飼育より小さ目でした。
この飼育では数頭しか試してないので何とも言えませんが今後もよく調べて行きたいと思います。


※高温で飼育すると、マット・菌糸が急激に発酵し始め酸欠になり、幼虫がマットから這い出てくる場合があります。最悪の場合、マット内で死んでしまう事もあります。

●幼虫の♂♀の判別
成虫になれは簡単に性別も分かりますが、幼虫の場合は識別できるのでしょうか?よく幼虫♂♀ペアで売っているのを見かけますが、どこで判別してるのでしょうか?
 幼虫時の判別法は色々あるようで頭の幅、大きさ、卵巣の有、無などがあります。オオクワガタの場合、幼虫時に卵巣が作られ、この卵巣で区分するのが一般的(確立も高いようです。)幼虫のお尻から2,3節目の両脇に2つ白い点が見えるのが卵巣です。これが見えるのは♀になります。2令幼虫でも確認できますが3令幼虫になると卵巣も目立ってきて分かりやすい。
←国産オオ(3令)内の薄いオレンジ色の点が卵巣

◆ 蛹 飼 育 ◆
●蛹室、蛹化
食道の周りに糞を塗り、楕円系の蛹室を横向きに作り始めると、よいよ蛹になる準備です。糞を出し切って蛹室が出来上がる頃には幼虫もシワシワ(前蛹)になります。前蛹になって仰向けになり丸まっていた幼虫が伸び上がると数日で蛹化します。
瓶の底は水分が貯まりやすいので蛹室を瓶の底に作ると水分で蛹化不全や羽化不全になりやすいです。この場合は、焦らず瓶をひっくり返してあげると水が貯まらず良いです。
※瓶を逆さました時空気穴が塞がって窒息死する場合があるので注意しましょう。
■ワンポイント●菌糸瓶飼育の場合、温度環境によっては蛹室にキノコが生え蛹飼育に支障を来す場合がありますので、温度管理には注意しましょう。
大型種などは、飼育瓶の直径が小さくて大きい蛹室が作れない場合もあります。あらかじめ大き目の瓶で飼育するか、そろそろ蛹室を作り始める頃だと思ったら瓶を横にするかの対策が必要になります。
カブトムシの話しですがヘラクレスなどの大きな種は、20cm四方のスペースが必要だと言われてます。


個体差、設定温度にもよりますが前蛹から2週間〜1ヶ月で蛹化します。

蛹化したばかりの蛹は白く透明です。この時の扱いは十分注意してください。ちょっとしたショック(衝撃)で、破水したりして死んでしまいます。

●羽化
個体差、飼育温度にもよりますが蛹になってから1ヶ月前後で羽化が始まります。
アンテなどの大型種は2ヶ月近くかかることもある。
羽化した成虫は、蛹室内で仰向けになったり、うつ伏せになったりして背中、お腹を乾かしていきます。また、羽化したての成虫は、お尻(性器)が出ておりこれを蛹室などの側面にこすり付け(引っ込める?)行為を良く行ないます。
羽化したての個体は非常に柔らかくちょっとしたことで傷つきますので、なるべく触わらないようにしましょう。

この時、蛹室の底に水がたまっていたり、上手く蛹室が作れず蛹室が崩れたりしてると羽化不全になる可能性があります。このときに人工蛹室に移す人もいます。
人工蛹室は下記の様な、ルアーケースやタッパなどの容器に濡れティッシュを敷いた方法や園芸用のオアシスを使った方法などがあります。
■ワンポイント●大型種ほど蛹化、羽化で体液を大量に出すようです。人工蛹室の場合、その体液をどのように吸収させるかが問題になる気がします。

●羽化した時に顎の部分だけ殻が抜けきらない事があります。この時に強引に剥がしてしまうと体液が飛び散り死んでしまう事がありました。しばらく放って置いて体が乾ききってから剥がしたら綺麗に剥けました。(一概にこの処置が良いとは言えませんが参考までに)
人工蛹室1
人工蛹室2
←これは、ルアーケースとティッシュペーパーで作った人工蛹室です。ティッシュペーパーは加水しますが水分を十分絞らないとティッシュの水分により羽化不全することもあります。
※ルアーケースを使った人工蛹室の場合、敷居個所などの凸凹した個所に蛹の体があたっていると、その当った部分が欠けた体で羽化したりするので注意しましょう。

このルアーケースの他にも園芸用品のオアシスを加工した人工蛹室などがあります。
人工蛹室に興味がある、作ってみたいって方はこちらで、作り方を簡単に紹介してます。

●前蛹、蛹の飼育温度
温度は、種類によってまちまちですが、前蛹、蛹とも20〜25℃を目安にすると良いでしょう。
アンテなどの寒い地方や標高の高い場所に分布するクワは低めが良いようです。

冬期に蛹になった場合は、冷えこみに注意しましょう。冷え込むと最悪羽化不全を起こし死んでしまう場合があります。温室に入れるか最低20℃保てる室内での飼育を勧めます。
■ワンポイント●緊急用の簡易温室として、水槽に水を張りサーモスタッドとヒーターで水温を保ちそこに蛹の入った飼育容器を入れる方法もあります。


●成虫の割出し
無事羽化したら、よいよ成虫の割出しです。
「体長は?顎は?重さは?」などと一番ワクワクするときでもあります。
でも、はやる気持ちはわかりますが、焦ってすぐ割出してしまうのは禁物です。まだ、体が固まっていない体に触ると羽にシワが付いたり、顎が欠けたり、符節が取れたりと大変危険です。
個体差にもよりますが、羽化してから1ヶ月前後は餌を取らずに蛹室で成虫のままじっとしてます。(羽化間もない個体は、幼虫時の栄養分を貯えているようです。)また、秋に羽化した個体はそのまま蛹室で越冬し、暖かくなった春に活動し始めるクワもいるようです。
■ワンポイント●短命種で♀が先に羽化してしまった場合、飼育温度を下げ休眠状態にして寿命を延ばす方法もあるようですが、経験の浅い方がやると最悪死んでしまう場合があるので十分注意しましょう。
割出すのは最低でも性器が引っ込み、色が落ち着いて数日経ってから割出しましょう。割出しても触わらずにケースの中でそーとしておきましょう。羽化した手の個体を触わっていると、まだ、抵抗力が低いので雑菌などにやられて死んでしまう事も多いようです。

普通に飼育しているとほとんどの種が♀の方が先に羽化します。短命種の場合、♀が死んでから♂がやっと羽化なんてことがあり累代飼育も困難を極めます。

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◆ より大きな個体、より美しい個体を目指して... ◆
●ショック!!
よく、「ショックを受けて1mm縮んだよ、1g減量だよ」って話しを耳にすると思います。
一体、どんなショックがあるのでしょうか?


餌交換時のショック
・餌の種類が変わったり、幼虫取り出しなどの時にショックを受け餌を食べなくなったり最悪死んでしまうことがある。(蛹になることもある。)
  • 対策
    • 餌の種類をむやみやたらと替えない。(菌床飼育のワンポイント参照)
    • 交換時の幼虫の移動は自然にやる。
      新しい瓶を下、古い瓶を上にして口と口を合わせて移動させる。
    • 大き目な瓶で飼育して交換回数を減らす。
温度変化によるショック
幼虫の種類にもよるが、低温になると活動を停止してしまうので頻繁に10℃〜30℃も温度が変化するとショックを受け餌を全く食べなくなったり、最悪、死んでしまう場合がある。(急に蛹になることもある)
  • 対策
    • 温度が一定の場所で飼育する。

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